介護施設で医師として働く

医師としてのキャリアを介護施設で終える、そんな医師も少なくはありません。
事実、この種の施設で働く医師は、ほぼ60代。
それ以上の年齢の医師も、このような施設で多く働いています。

対象が高齢者であることも、大きな理由でしょう。医師と接する人にとっても年齢が近ければ、それによって強い安心感を抱くはず。
医師側も、健康管理などを行う相手が高齢者のため、体力的に衰えを感じていたとしても業務を遂行することが難しくはありません。

もちろん、こうした施設は高齢の医師のための職場というわけではなく、30代や40代の医師でも介護の世界に飛び込む人は多々います。
むしろ今は増加傾向にあるようです。
その理由の一つには、こうした介護施設での医師の需要が増えてきたことが挙げられるでしょう。

高齢化社会の進行で今後も需要は高くなっていく

高齢化社会が進んでいますから、当然需要は高まります。
やりがいをそこに見つける若い医師も出てきており、これからはより人気の転職先となっていくのではないでしょうか。

介護老人保健施設は100人の入所者あたり常勤医師1人配置が義務付けられている

高齢者の介護を担う施設には幾つか種類があります。
民間が運営している施設と介護保険による施設とに大別されますが、どちらにも医師が働く場は多く用意されています。
特に、介護保険による施設には医師の配置基準が設けられているのが大きな特徴。
特別養護老人ホームは、100人の入所者あたり1人の医師の配置が必要。
これは非常勤でも問題はありません。

介護老人保健施設も同じく100人の入所者あたり1人の医師の配置が義務付けられていますが、これは特別養護老人ホームとは異なり、必ず常勤である必要があります。
介護療養型医療施設では、100人の入所者あたり3人の医師を配置しなければいけません。
これも常勤である必要があります。
このように、施設によって医師の配置の基準や特徴が異なってくるのです。

介護施設で医師として働く場合の魅力とは?

何よりも働きやすさが大きな魅力。
働く時間は限られている施設が多く、9時から17時までの勤務となっている施設も少なくありません。
この点には、病院での勤務との大きな違いを感じることができるでしょう。
週末や祝祭日は休みが基本。

しかし年収は1000万円以上の求人がほとんどですから、待遇面に関して不満に思うこともまずないはずです。
研究や新しい医療の知識・技術等を身につけるための施設ではないため、その点で物足りなさを感じる医師もいるかもしれません。
その点を重視するのではなく、あくまでも高齢者と接し健康管理等を行うことに魅力を感じるのであれば、非常に有意義な転職先となるでしょう。


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