生命保険会社で社医として働く

医師の免許は、非常に役に立ちます。
実際は免許だけではなく経験もある程度なければ、それを役立てることは難しいのですが、ただ、生命保険会社で社医として働くのであれば、さほど多くのキャリアを積む必要はありません。

2年ほどの経験で応募資格をクリアする企業が多いため、病院で働き始めたばかりだけれども性に合わない、一般企業で働きたいと考えている医師がいれば、こうした保険会社の社医として働くことも検討すべき一つの道となるのではないでしょうか。

社医の業務内容とは?

生命保険会社が存在すれば、当然のことながらその企業と保険契約を結ぶ人たちも存在します。
その人たちの健康状態を診査によって判断するのが、社医の主な仕事の一つです。

保険契約時の診査自体は難しいものではありません。
身体測定や検尿、血圧測定など、非常に基本的なものばかり。
もちろん問診も行われます。
その上で、必要があれば血液採血なども行いますが、医師としての経験があればどれも難しくはないはずです。

重要なことは、それらの診査の結果からどのようなことが言えるのか、という整理。
すでに健康上に問題があるにもかかわらず問題がないとしてしまえば、保険会社はその人と契約を結んでしまうでしょう。
その後、病気であったと病院などで診断されれば、保険会社には保険金の支払い義務が生じます。
当然、保険会社としては損失へとつながり、そうした契約者が続出すれば経営状態が悪化しかねません。

現在の健康状態はどうなのかという判断とともに、医学的に見てどの程度のリスクがあるのかといったことも慎重に診査していく責務を負うのが、生命保険会社の社医という仕事なのです。

保険金の支払いが適正なものか医学的見地による判断を下す

また、保険金の支払いが適正なものかどうかの判断にも携わります。
保険金詐欺などの可能性も含め、医師はあくまでも医学的見地による判断を下すことになりますが、それに関連したアドバイス等の業務も担うことになるでしょう。
企業によっては、その保険会社に勤める社員の健康管理に携わることもあるようです。

募集自体が多くなく募集の締め切りも早い

この仕事の需要そのものは当然なくなることはありませんが、転職したいと思った時に就けるかどうかという点で見れば、そう簡単に転職先が見つかるとは限りません。
保険会社にはこうした役割を担う医師が常にいます。

しかし、募集自体があまり多くないのが現実。募集していても、すぐに締め切られてしまうことも少なくはないのです。
これは、医師としての経験がそこまでなくても応募が可能であること、保険会社の数自体が限られていることなどが大きな理由。

ただ、大手の生命保険会社では常に募集しているところもあります。
勤務地などの条件が合えば問い合わせるなどしてみてはどうでしょうか。

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